何かを説明しようとするときに一番わかりやすい方法は、伝えたいメッセージを表現した画像を活用することです。百聞は一見に如かずと言いますが、スクリーンショットにも同じことが言えます。パソコンで行っている操作などを人に示すときには、スクリーンショットは大変有効な方法です。
ではスクリーンショットをキャプチャするにはどうすればよいでしょうか?
このガイドでは、Windows や Mac の基本ツールを使用してスクリーンショットをキャプチャする方法について説明するとともに、Dropbox Capture のような専用のアプリケーションでより高度なスクリーンショットを作成する方法にも焦点を当てます。
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スクリーンショットの基本
スクリーンショットは画面キャプチャやトリミング画像とも呼ばれ、パソコンやスマートフォン、ディスプレイ対応デバイスの画面の内容をキャプチャした画像のことを指します。スクリーンショットには大抵、画面全体、複数の画面、個々のウィンドウ、または画面の選択部分のいずれかが含まれます。
画面に表示されている情報を画像としてキャプチャする機能は、パソコンの黎明期から何らかの形や形態で存在しており、「Print Screen」キーはほとんどのキーボードに一般的な機能として備わっています。
今日ではスクリーンショットをキャプチャするための選択肢と方法は膨大な数に上り、使用デバイスとスクリーンショットで何をしたいかによっても異なってきます。
スクリーンショットの用途
スクリーンショットは通常、パソコンの画面に表示される可能性のあるものを共有するため、つまりは記録として保存するために使用されます。
メッセージング アプリで会話している様子をスクリーンショットで撮ってお友達や同僚と共有するのも、画面上で複数のウィンドウを開いて詳細なワークフローをキャプチャするのも、同じくらい簡単なことです。
画面に表示される情報の種類によっては、特定の要素を編集したり、完全に除去したりできます。たとえばオンライン バンキング口座のスクリーンショットをキャプチャしているものとします。その場合はスクリーンショットを編集して個人情報を削除したほうが、セキュリティ上無難でしょう。
組み込みの基本ツールでスクリーンショットを撮る方法
本当に基本的な機能しか必要ないのであれば、外部のツールを追加せず、パソコンの基本機能を使用することもできます。
Windows でスクリーンショットをキャプチャする
Windows 10 または Windows 11 デバイスでスクリーンショットをキャプチャするには、Windows キー + Shift + S を押せば、スクリーンショット用のツールが起動します。
ツールが開いたら、画面上部に表示される次のキャプチャ方法から好きなものを選択できます。
- 四角形のトリミング
- フリーフォームのトリミング
- ウィンドウのトリミング
- 全画面のトリミング
選択した方法で画面の任意の領域をクリック(および必要に応じてドラッグ)して、スクリーンショットをキャプチャします。これで自動的に画像がクリップボードに追加されるので、Ctrl + V を押せば任意のアプリに貼り付けられる状態になりました。
スクリーンショットを画像として保存する場合は、Paint3D や MS ペイントなどの画像編集アプリに貼り付けて保存します。Snipping Tool などの従来の基本ツールの他に、新しく加わった Snip & Sketch アプリも使用できます。
Mac でスクリーンショットをキャプチャする
Mac でスクリーンショットをキャプチャする場合、キーボード ショートカットはキャプチャするスクリーンショットの種類によって異なります。
- 画面全体をキャプチャする:Command + Shift + 3 を押す
- 画面の一部をキャプチャする:Command + Shift + 4 を押す
- ウィンドウまたはメニューをキャプチャする:Command + Shift + 4 を押してから、スペース バーを押す
- 画面を録画する:Command + Shift + 5 を押す
この手順を実施すると自動的にスクリーンショットがキャプチャされるか、画面の任意の部分をクリック(またはクリック & ドラッグ)できるようになります。
スクリーンショットは画面の隅にサムネイルとしてポップアップで表示されます。クリックすると編集することができ、終了するとデフォルトでは自動的にデスクトップに保存されます。
基本のスクリーンショット撮影ツールの制約
Windows デバイスにも Mac デバイスにもスクリーンショットの機能が組み込まれていますが、どちらにもいくつかの制約があります。
たとえば、画面キャプチャのオプションはいくつかの基本的な方法に限られていますが、段階的な状態をすばやく連続でキャプチャしたい場合はどうでしょうか?またスクリーンショットを編集したり共有したりする場合は、複数のアプリを使用するか、ユーザーにとって手軽とは言えない手順を踏む必要があります。
ですがご安心ください。スクリーンショットのキャプチャだけでなく、画面の録画や GIF アニメーションの録画にもうってつけの方法があります。それが Dropbox Capture です。
Dropbox Capture の紹介:画面のキャプチャを快適にするツール
Dropbox Capture ではスクリーンショットの作成や画面の録画、GIF アニメーションの録画を行って、それをリンクで簡単に共有できるため、伝えたいことを容易に伝えられるようになります。
Dropbox Capture には、スクリーンショットへの書き込み、図形やぼかし、テキストの追加により、スクリーンショットにすばやく簡単に注釈を付けられる豊富な編集ツールが搭載されています。
スクリーンショットではうまく伝えられないという場合は、画面を録画したり、アニメーション GIF を作成したりすることもできます。ナレーションを加えたり、笑顔を見せて好意的な印象を与えたりしたいという場合は、マイクでの録音やウェブ カメラでの録画にも対応できます。
Dropbox Capture でスクリーンショットを撮る方法
こうした機能を使うには、まず Windows または Mac パソコンに Dropbox Capture アプリケーションをダウンロードします。
アプリをインストールして準備が整ったところで、Dropbox Capture の機能を見ていきましょう。
Windows や Mac でスクリーンショットをキャプチャする方法
スクリーンショットをキャプチャするにはパソコンで Dropbox Capture アプリを開きます。
Windows をご利用中の場合は、システム トレイの Dropbox Capture アイコン(通常はタスク バーの右下隅の位置)をクリックするか、[スタート]メニューからアプリケーションを開きます。
Mac の場合は、Dock にある Launchpad アイコンを使用するか、Finder を開き[アプリケーション]フォルダで Dropbox Capture アイコンを開きます。
アプリを開いた状態でオプションのリストから[スクリーンショット]をクリックすると、スクリーンショット ダイアログが開きます。
次に画面の指示に従って、画面全体や一部、特定のウィンドウなどの範囲をキャプチャします。
スクリーンショットを撮ると画面の隅に、キャプチャしたスクリーンショットのポップアップがサムネイルで表示されます。後はサムネイルか鉛筆アイコンをクリックするとスクリーンショットを編集できますし、リンク アイコンをクリックすればクリップボードにリンクがコピーされるので、そのまま共有できます。
画面全体のスクリーンショットを撮る方法
画面全体のスクリーンショットを撮るには、Dropbox Capture を開き、メニューから[スクリーンショット]を選択します。
スクリーンショット ダイアログが表示されたら、画面の任意の場所をクリックするか、Enter キーを押すと画面全体のスクリーンショットをキャプチャできます。
ウィンドウのスクリーンショットを撮る方法
特定のウィンドウのスクリーンショットを撮るには、Dropbox Capture を開き、メニューから[スクリーンショット]を選択します。
スクリーンショット ダイアログが表示されたら、スペース キーを押してから、キャプチャするウィンドウをクリックします。
画面の一部のスクリーンショットを撮る方法
画面全体のスクリーンショットを撮るには、Dropbox Capture を開き、メニューから[スクリーンショット]を選択します。
スクリーンショット ダイアログが表示されたら、クリック & ドラッグで画面の任意の範囲を選択します。その後クリックした状態を解除すると、選択領域のスクリーンショットがキャプチャされます。
スクリーンショットを編集する方法
スクリーンショットのキャプチャ後に表示されるポップアップの鉛筆アイコンをクリックすると、編集画面になります。
編集画面ではウィンドウの上部に、スクリーンショットを編集できるさまざまなオプションが表示されます。
- [テキスト]:スクリーンショットにテキストによる注釈を追加する
- [描画]:スクリーンショットに手書きする
- [ハイライト]:スクリーンショットの上に透明な色を描画する
- [線]:スクリーンショットに線状の図形を追加する
- [矢印]:スクリーンショットに矢印の図形を追加する
- [円]:スクリーンショットに円の図形を追加する
- [四角]:スクリーンショットに正方形を追加する
- [ぼかし]:画像の一部をぼかしたフィルターで覆う。取り扱いに注意を要する情報を隠すのに最適
- [トリミング]:縁の不要な領域を削除する
- [絵文字]:絵文字でスクリーンショットにオリジナリティを加える。絵文字のサイズは変更可能
- [色]:使用中の編集ツールの色を選択する
- [ストローク幅]:使用中のツールの線の幅を変更する(対応している場合)
追加した要素に変更を加えたい場合は、該当の要素をクリックすることでいつでもサイズ変更や移動、回転、色や線の太さの変更ができるだけでなく、完全に削除することもできます。
編集内容に問題がなければ[保存]をクリックします。
すぐに画像を使用したい場合は、ドロップダウン オプションにある[保存して画像をコピー]または[保存してリンクをコピー]を使用すると、簡単に共有できます。
スクリーンショットをコピーする方法
Dropbox Capture を使用してスクリーンショットを撮ると、自動的にクラウドの専用フォルダに保存されます。
この保存フォルダには capture.dropbox.com からアクセスします。
ここでスクリーンショットのサムネイルにカーソルを合わせると次のようなコピー オプションのアイコンが表示されるので、好きな方を選択します。
- [画像をコピー]:画像自体をクリップボードにコピーする。プレゼンテーションで使用するのに最適
- [リンクをコピー]:画像へのリンクをコピーする。他のユーザーに画像ファイルを送信する場合に最適
パソコンからスクリーンショットを送信する方法
Dropbox Capture で撮影したスクリーンショットをパソコンで送信する場合は、いくつかの手軽な方法が用意されています。
- capture.dropbox.com から画像をダウンロードし、ファイル自体を共有する
- capture.dropbox.com から画像をコピーして、画像に対応したアプリに貼り付ける
- capture.dropbox.com でクリップへのリンクをコピーして共有する
スクリーンショットをキャプチャする代わりに動画や GIF アニメーションを録画した場合は、リンクでの共有時に閲覧回数が表示されます。
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