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Dropbox を活用し、即応性の高いデザイン ワークフローを実現する Tomorrow Lab

Tomorrow Lab のデザイナーやエンジニアにとって、図面から完全に動作する実際の製品を生み出す過程で、クライアントや他のエンジニアとの継続的かつ迅速な共同作業が欠かせません。Dropbox は、チームの製作とイノベーションを推進し、仕事の流れをスムーズにするシンプルなツールです。

溶接機を使用する女性

Tomorrow Lab 共同創業者兼パートナー、セオドア・ウーリッヒ氏

 

製品の価値は、解決する問題の数によって決まります。そして、今人々が求めているのは、便利なだけでなく生活を豊かにする製品です。こうした革新的な製品を迅速に開発し、市場に投入するには、自発的なコラボレーションを促進するツールが必要です。

Tomorrow Lab は、革新的なテクノロジー製品を生み出す、受賞歴のあるデザイナーやエンジニアの集まりです。当社のアプローチには、問題を特定して解決方法を見つけるという実践的な側面と、製品が人々の生活にどのようにフィットし、豊かにするかを追究する思いやりの側面があります。

私は共同創設者として 10 年前にニューヨークで Tomorrow Lab を立ち上げましたが、今でも毎日、新しい歯磨きの方法や土壌の状態をモニターする農業用センサーなど、その分野で初めての製品をワクワクしながら開発しています。 

私たちの製品を見て、「こんなの今まで見たことがない!」と言ってもらいたいのです。

当社の製品は、あらゆる詳細を思い描きつつ、少しずつ断片が組み立てられます。同じように私たちは、多くのアイデアを結集して共通の目標に向かって全員で活動する個人の集まりです。私にとって、これ以上のコラボレーションの例はありません。

コルクボードに貼られたムードボードと Tomorrow Lab
コルクボードに貼られたムードボード
Tomorrow Lab のロゴ

イノベーションの始まりは共同作業から

デザインとエンジニアリングの分野ではどちらにも著名企業が存在しますが、Tomorrow Lab はこの 2 つのジャンルを兼ね備えた数少ない企業の 1 つです。12 名のチーム メンバーはそれぞれ、そのジャンルを融合した能力を発揮しています。私たちは小さなチームかもしれませんが、小規模であるために、よりすばやく仕事を進められます。スピードは必要不可欠であり、当社のように迅速に新製品を生産できるチームは他にほとんどありません。当社は、構想から電子機器を使った完全な組み立てまで、最短で 6 週間あれば完了できます。

考えるという作業は集団でやることではありません。コラボレーションには、個々のアイデアを融合してより良いものを生み出すためのツールが必要です。

共同創設者のピピン・ジェラルディは、よく「考えるという作業は集団でやることではない」と言っています。考えることは人の頭の中での行為なので、自分のアイデアを他人の脳内のアイデアと融合するためのツールやプロセスを見つける必要があります。私たちの開発プロセス全体を通して重要なのは、エンジニアやデザイナーが自分のコンセプトをチーム全体と共有し、共同作業を行って迅速にフィードバックを集めることです。

デザイン、テクノロジー、エンジニアリングのプロセスの要素を 1 つにまとめるのは大変に思えるかもしれませんが、当社の包括的なアプローチにより、短期間で意味のある進歩を遂げることができています。世界的な感染拡大の影響でワークフローがオンラインになったとはいえ、実際にはあまり変わらず、効果的にコラボレーションを続けています。毎日の進捗会議をビデオ会議で行い、CAD レビュー、iPad スケッチ セッション、データ レビューには画面共有機能を使った会議を週 1 回行っています。また、Slack を幅広く活用して日々のコミュニケーションを続け、テレワークの拠点間でプロトタイプを頻繁にやり取り。さらに、感染防止の安全プロトコルに従ったうえでマンハッタンの製造工場を定期的に訪問しています。

Tomorrow Lab による Dropbox の活用
当社で使用する新しい技術はすべて、いくつもの検証とテストを受けています。当社は、業務の一環として 3D レンダリングから写真や動画ファイルまであらゆるファイルを作成して共有するため、常に Dropbox を使用しています。Dropbox はすぐに共同作業に最適なソリューションとなりました。
Tomorrow Lab 共同創業者兼パートナー、セオドア・ウーリッヒ氏
セオドア・ウーリッヒ氏の画像

コミュニケーション固有の課題を解決

 

2010 年、当社はクライアントやチーム メンバー同士での同時コラボレーションを可能にするため、複雑なサーバーとさまざまな種類の管理システムをセットアップしました。でも Dropbox の生産性向上アプリを実装してからは、複雑な機器は全部やめてクラウドに乗り換えました。Dropbox ほどシームレスに動作するファイル共有システムは他にないと思います。当社は、業務の一環として 3D レンダリングから写真や動画ファイルにいたるまで、あらゆるファイルの作成や共有に Dropbox を使用しています。

当社の 3D レンダリング ソフトウェアは十分な処理能力を必要とし、1 シーンをレンダリングするのに数分から数時間かかります。データをクラウドに置くと動作がぎこちなくなるので、デスクトップ上でプログラムを使用していますが、ハイパーコネクテッドな作業環境では、こうした資産を簡単に共有できることが必要です。当社は Dropbox でそれを実現しています。

最新技術を常に把握していなければならないテクノロジー企業なのに、当社はワークフローで新しい技術を利用することには多少抵抗があります。独創的な文化を育むには、優れた文化的態度や習慣を身につける必要がありますが、新しいアプリの学習や操作に追われていると、それは難しいものです。

当社で使用する新しい技術にはすべて、いくつもの検証とテストを実施しています。Dropbox の生産性向上アプリも同様の手順を踏みましたが、その汎用性の高さはすぐにわかりました。Dropbox はファイルの共同作業に最適なソリューションとなりました。

デスクの前に立ち、エンジニアリング作業にあたる女性

Tomorrow Lab が創造的な製品を考案する方法

2 分

デスクトップからウェブ アプリへ

 

Dropbox のおかげでデスクトップ上のソフトウェアをすべて 1 つのウェブ アプリにまとめることができました。大容量ファイルの処理はパソコン上で行いますが、処理したファイルは Dropbox を通じてチーム全体で共有しています。このプロセスにより、デスクトップに縛られることなく共同作業ができるようになりました。

すべてのプロジェクトは、Dropbox でデジタル ファイルの共有管理を設定することから始まります。まず、一貫性のある構造でフォルダを作成します。電気工学(EE)、機械工学(ME)、工業デザイン(ID)のファイルをすべて 1 つのフォルダにまとめ、社内の全員で共有しています。それをアーカイブ ファイルの置き場所として、記録の保存やクライアントとの共有に利用しています。

Dropbox を使ってファイルを共有する様子
このフォルダ構造は、適切に設定することが重要です。そうしないと、情報が共有されず余計な混乱を招く恐れがあります。Dropbox のシステムでは、簡単なバージョン管理機能により、誰かがリモートで作業して保存したファイルを、他の誰かが他の場所で引き続き使用することができます。

いろいろな人との共同作業でファイルを共有する場合、作業場所やデバイスを問わずそのファイルにアクセスできる必要があります。

この即応性は非常に重要です。小さなチームで全員がいろいろな仕事をしているだけでなく、さまざまなデバイスでファイルにアクセスする必要があるからです。世界のいろいろな場所のベンダーと 2D ファイルや 3D ファイルを共有することがよくありますが、相手は皆、デスクトップやタブレット、スマートフォンなどを使用しています。Dropbox があれば、クライアントとのミーティング中や朝の通勤中など、誰でもどこからでもデバイスを問わずファイルにアクセスできます。
紙に絵を描いている様子
Dropbox に表示された Citi Bike Key の完成品

仕事には最適な製品と同様に最適なソフトウェアが不可欠

 

2 つの会社には興味深い類似点がいくつかあります。Dropbox は、目標を達成するために舞台裏で静かに機能するソフトウェアです。同様に Tomorrow Lab は、製品それ自体を輝かせるために、自己主張をしないデザインとエンジニアリングのプロセスを大切にしています。コラボレーション ツールが邪魔にならないようにすることは非常に重要です。注意力を妨げる多くのアプリとは異なり、Dropbox は仕事の流れをスムーズにしてくれます。

最高のコラボレーション ツールは、バックグラウンドで仕事をサポートしてくれます。

Dropbox は今や当社のエコシステムの一部であり、ほとんど当たり前の存在となりました。パソコンにファイルを保存すると、そのファイルはすぐに Dropbox ディレクトリに保存され、他の全員が更新されたファイルにアクセスできるようになります。クライアントが進捗を確認したいと言ってきても、巨大なファイルの添付方法を考える必要はありません。Dropbox Transfer ならワン クリックでリンクの共有が完了します。そして Dropbox は世界中で使われています。クライアントやベンダー、新規採用候補者などと話していても、「Dropbox とは何ですか」と聞かれたことは一度もありません。これこそが、私が製品に求める魔法のようなシンプルさです。

物理世界からデジタルへ

 

現在では、物理的な空間から何かをキャプチャしてデジタル資産に変換するための無数のツールが自由に使えるようになりました。たとえば、初めての打ち合わせで、ホワイトボードを撮影してフォルダに保存します。次の日、誰かがタブレットでアイデアをラフスケッチし、同じ場所に保存します。その翌日、別の人がそのスケッチを開いて CAD(コンピュータ支援設計)の図面に起こし、同じスペースに保存できるのです。

また Dropbox は、優れた設計のソフトウェアが、ファイル管理や IT 管理など多くの事務作業を削減できる良い例でもあります。小規模な組織では、諸経費を抑えることが非常に重要です。Dropbox の導入後は面倒な作業に費やす時間が減り、仕事に集中できる時間が増えました。

Dropbox はすべての共同編集者のアイデアをリアル タイムで捉えるデジタル メモリの進化形であり、驚くべきツールです。既存のツールやワークフローに深く根付いているので、まるで私たち自身の思考の一部のようです。
Dropbox 画面に表示された複数のファイルと、その 1 つを共有する様子
Dropbox を使えばコラボレーションが圧倒的に簡単になり、1 つのファイルから世界に有意義なインパクトを与える素晴らしい製品を生み出すことができるのです。

Dropbox で共同作業をスムーズに

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