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リモート就活で内定を得るには

履歴書の書き方からオンライン面接で好印象を残すコツまで、リモートでの就職活動を成功させるための秘訣をご紹介します。
テレワーク可能な仕事をノートパソコンで探している人物

リモート ワークの普及によって、職業選択の幅がかつてないほど広がっています。これまでのように、勤務先の近くに住んでいることやそのために引っ越しをすることが必須ではなくなったからです。しかしこの新たな自由がもたらしたのはメリットだけではありません。そうした職に多数の応募が集まるようになったことで、履歴書に目をとめてもらうのが難しくなりました。またオンライン面接で好印象を与えるには、これまでとはまったく違う技術が必要になります。実際、人事責任者の約 40 % が、就職活動のリモート化によってこれまでとは違う要素が面接の成否に影響を与えるようになったと述べています。とは言え、ナーバスになる必要はありません。数え切れないほどのライバルの中で自分を際立たせる方法はいくらでもあります。

AI による選考を突破し、人事担当者に履歴書を見てもらう

最近では、求人応募者の選考という手間のかかる作業に人工知能(AI)ソフトウェアを利用する企業が増えています。こうした動きに対して重要なのは、そのテクノロジーの仕組みをよく理解し、自分にとって有利に働くよう対策を講じることです。幸い、いくつかの簡単な対策を実践するだけで、AI ソフトウェアによる選考をくぐり抜け、生身の人事担当者に履歴書を見てもらいやすくなります。そのためのヒントを 4 つご紹介しましょう。

1. AI が読みやすい履歴書にする

応募者選考ソフトウェアは徐々に賢くなっているものの、履歴書に書かれたすべての内容を理解するレベルには至っていません。履歴書の書き方を見直し、グラフィックや変わったフォントを使うのをやめましょう。特に重要なのは、画像内でテキストを使わないようにすることです。一般的には、PDF や HTML ファイルよりも Microsoft Word ファイルのほうが無難です。Word ファイルなら、ほとんどの AI プログラムで正確に読み取ることができます。

キーワードがハイライトされた送付状の例

2. キーワードを盛り込む

応募者選考ソフトウェアは、履歴書に書かれたテキストを読み取り、特定のキーワードが含まれているかどうかを確認して、職務との適合度を判断します。したがって、できるだけ高い適合度を獲得するためには、実際の職務記述書に記載されているキーワードを可能かつ妥当な範囲で履歴書に盛り込むことがポイントとなります。また過去の職歴の日付など、必要とされているその他の情報がすべて正確であることを必ず再確認しましょう。

書類選考の次はオンライン面接。首尾よく内定を勝ち取るには

最近では、人材採用プロセスで Zoom 面接を少なくとも 1 回挟むのが多くの企業で当たり前になっています。AI による書類選考と同様、Zoom 面接も、ちょっとした準備によってうまく切り抜けることができます。ジョークが滑りがちな即興コメディと、きちんと演出されタイミングも完璧な映画なら、後者のほうが面白いに決まっています。次の 7 つの簡単なステップでオンライン面接を成功に導き、内定を勝ち取りましょう。

1. 書類を準備して整理する

特定の求人の応募書類は、すべて整理してフォルダにまとめておきましょう。通常の面接でも、面接官に求められた場合や内容を確認する必要が生じた場合に備えて、これらの書類を基本的には持ち歩いているはずです。オンライン面接でも同じように準備しておき、いくつものフォルダを探し回ることや、最新のバージョンがどれか迷うことのないようにしておきましょう。

Dropbox では、個々の履歴書を簡単に保存、整理、共有できます。MicrosoftGoogle のツールと連携しており、ファイル編集を直接 Dropbox で行うことも可能です。プレゼンテーションの共有を求められている場合は、Dropbox Capture を使用して自分自身と画面を録画し、面接で提示する前に見返して完ぺきに仕上げましょう。

2. ツールの動作を確認する

オンライン面接をスムーズに受けるための第一歩は、面接で使用するツールの動作確認です。面接の前日に、以下のチェックを行っておきましょう。

  • パソコンやウェブカメラが正常に動作することを確認する。
  • インターネット接続と Wi-Fi 接続をテストする。Google で「インターネット速度テスト」と検索し、[速度テストを実行]をクリックして、インターネット接続が十分な速度であることを確認します。
  • マイクの音量をチェックする。マイク内蔵型のイヤホンを使用すると、音の反響を抑えられます。無線式の場合は、Bluetooth 接続が正しく機能することを確認します。

3. 環境を整える

ご自身と面接官が面接に集中できるよう、以下のチェックリストに従って面接の妨げになる要素を取り除いておきましょう。

  • 静かな環境を作る。ドアと窓を閉め、ルームメイトや家族に邪魔をしないようお願いし、携帯電話の着信音もオフにしておきましょう。面接の妨げになる雑音が入ってこないよう、できるだけの対策を講じておきます。
  • できるだけ何もない壁を背景にする。難しい場合でも、こぎれいで散らかっていない場所を選びましょう。背景が散らかっているせいで、自身の評価が下がることのないように注意してください。
  • トラブルが起きることを想定しておく。いくら準備していても、トラブルは起きるときには起きるものです。ひょっとしたら、面接官自身も過去に経験しているかもしれません。もし面接中にルームメイトや子供が部屋に入ってくるようなことがあっても、慌てる必要はありません。落ち着いて謝罪し、少し時間をもらいましょう。カメラとマイクをいったんオフにし、問題を解決してから再開します。周りの状況を常にコントロールすることはできませんが、状況にどう対処するかは自分でコントロールできます。面接官も、きっとあなたの対処法を見ているはずです。
オンライン面接で自己紹介している人物

4. 照明やカメラを調整する

いつもカメラ映りのいい人がいて、不思議に思ったことはありませんか?これは、その人自身に特別な理由があるわけではありません。ポイントはカメラ、そして照明です。以下の点に注意して、カメラ映りを改善しましょう。

  1. カメラは目の位置に設置する。これに加えて、頭がディスプレイの中心ではなく上部 3 分の 1 あたりの位置に来るようにします。
  2. 可能な場合は柔らかな間接照明を使う。照明の向きを変えられる場合は、自分の目の前にある白い壁に光を当てます。一般的なデスク ライトを使っている場合は、薄いシートをかぶせて光を拡散させましょう。
  3. 光源は必ず自分の前に置く。背後や頭のすぐ上に置いてはなりません。
  4. 自然光がベスト。ほとんどの場合、窓からの光はプロ用の機材よりも高い効果が得られます。

5. ふさわしい服装をする

どれだけ準備をして照明を整えても、パジャマのままオンライン面接に出てきては台無しです。面接にふさわしい服装をして、あなたがこの求人に真剣であることを面接官にアピールしましょう。

  1. その会社の文化を確認し、それに合った服装を選ぶ。高齢の方なら、どんなときでもスーツが一番だと言うかもしれません。しかし多くの企業、特にファッション業界やテクノロジー業界の企業では、きれい目なカジュアルのほうが好まれます。
  2. 気が散りそうな服装はしない。ジュエル トーンならカメラ映りも良く、必要以上に注意を引きません。

6. 習うより慣れよ

オンライン面接は苦手だと感じるかもしれません。苦手意識を克服するには練習あるのみです。辛抱強いご家族やお友達を見つけて、できるだけたくさん模擬的なオンライン面接を行いましょう。カメラの前でも自信を持って自然に振る舞えるようになるためのヒントを以下に示します。

  1. 面接官ではなくカメラに目を合わせる。最初は不自然に感じられるかもしれませんが、直接カメラに目を向けたほうが互いに親密さを感じやすいという調査結果が出ています。
  2. 対面のときよりも少し大げさに笑みを浮かべ、体を動かす。カメラ越しでは、表情や身振り手振りを少しだけ大げさにしたほうが自然に映ります。
  3. 自信と親しみやすさが感じられる姿勢を保つ。常に背筋を伸ばし、肩を引いた状態で椅子に座りましょう。
  4. 一般的に想定される質問への答えを練習する。「前職を辞めた理由は何ですか?」、「この求人に応募した理由は何ですか?」、「ご自身がこの求人にふさわしいと思う理由は何ですか?」、「ご自身の最大の弱点は何ですか?」といった質問に答える準備をしておきましょう。

7. メモを取りフォローアップのメールを送る

面接中にメモを取り、翌日くらいまでに採用担当者や人事責任者にメールを送りましょう。その際、以下の点に留意してください。

  1. 面接官個人について、興味を引かれた点をメモします。
  2. 求人の内容と就職後の仕事内容に関する面接官の説明をメモします。
  3. 面接官の業務用メール アドレスを尋ねます。
  4. 謝意を伝えるためにフォローアップのメールを送ります。面接で話題に出た内容に言及すると、あなたからのメールであることを強く印象づけることができます。

このようなメモを記録、整理する手段には、Dropbox Paper が最適です。Dropbox Paper の使い方については、こちらをご覧ください。

この記事で取り上げている統計や引用は、Dropbox、Totaljobs、Remoters、Appcast、Brandata が行った数年間にわたる調査に基づいています。調査方法や対象について、詳しくはこちらをご覧ください

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