Dropbox を活用して映画やテレビのマーケティングを効率化している Pilot

Pilot は、エンターテインメント マーケティング分野において、テレビ局やストリーミング サービスに代わって新番組を立ち上げるという非常にニッチな領域を手がけています。当社では、エンターテインメント会社や消費者ブランド向けに動画やブランド ソリューションを作成しているのですが、その内容は、消費者向けの広告から業界向けの取引用コンテンツ、社内向けのマーケティング コミュニケーションに至るまで多岐にわたっており、作業の形態も、撮影、A/V、印刷、デジタル、ラジオなど実にさまざまです。その当社が成果を挙げるために大切にしているのが、創造性、コラボレーション、そしてコミュニケーションです。

クライアント ブリーフやクライアント情報へのリンクを送るときは、いつも Dropbox を利用しています。当社のスタッフはあちこちに点在しているため、プロジェクトのたびに違うフリーランサーを使うのが普通です。未公開のエンターテインメント業界情報を扱うので、リンクの送信、安全性の確保、アクセス期間の管理ができることは不可欠です。

Dropbox Paper もいつも活用しています。おかげで仕事の利幅が大きく増えました。関係者全員向けに通常のクリエイティブ ブリーフを書く代わりに、Paper ドキュメントを作成し、リアルタイムのブリーフとして利用しています。Paper 内で会話ができるので、やり取りがずっと活発になりました。

例をあげましょう。まずクライアント ブリーフを用意し、クライアントとの最初の電話会議のメモを書き込んでいきます。さらにプロジェクトのブレインストーミングの内容も追加します。編集者が使うテレビのエピソードの素材も記録していきます。脚本の作成段階でも Paper を活用します。会議のときには、何にでもリアルタイムで注釈を付けることができます。とにかく、複数の人が同じドキュメントで同時に作業できる早くて簡単な方法なのです。

Dropbox Paper のおかげで、当社のプロジェクトの進め方が完全に変わりました。専門知識をプロセスの早い段階で活かせるので、最終的な費用を抑えられます。以前は何かと忙しかったため、仕事を依頼されたらすぐにフリーランスのライターを雇っていました。ライターに大金を支払い、本書き用にたくさんのアイデアを提案してもらっていたのです。これには数日かかるので、5～6 人のライターを日給で雇えば費用もかさみます。

私たちは、Dropbox Paper なら世界中のどこにいようと、最初から自分たちで執筆を始められることに気づきました。同様のプレゼンテーションを何度も作成しているので、チームで 1～2 時間かけてドキュメントでアイデアをまとめれば、それをライターに持って行き、すでにあるアイデアを改善したり新しくいくつか追加してもらったりできます。ライターに出発点を与え、依頼する作業も減らせるので、必要なフリーランス ライターの人数を減らし、時間を短縮できます。それによって生産性を向上しつつ、費用を節約できるわけです。プロセス全体を短縮でき、利幅も改善します。とにかく完全なコラボレーションが可能になり、当社のビジネスは飛躍的に前進しました。

グループ別に異なるドキュメントを作成するのも、この上なく簡単です。ライター向けブリーフとは別に、独自の社内向けブリーフを用意できますし、相互のコピー & ペーストも非常に簡単です。クライアントにプレゼン資料を送る場合などには、一部のセクションを外部ドキュメントに追加することができます。Paper は校正にも最適です。また安全性の観点から、アクセス権の管理は不可欠です。番組の脚本を入手したら、当然ながら広く共有することは避けたいので、ドキュメントにリンクを追加して閲覧者を制限できます。

他の製品を試したときとは違って Paper はチームにすぐに受け入れてもらえました。よく人に話すのですが、別のサービスを 1 年間利用していた私の右腕が言うには、そのサービスに慣れるまでには 12 か月かかったが、Paper には本当にすぐなじむことができたそうです。みんな、すぐに良さをわかってくれました。

今では、個人用であれ仕事用であれ、ほとんどすべての執筆作業で Paper を使います。紛失の心配も一切なく、頭の中にあることをすべて書き出せます。以前は、多数のドキュメントをいろんな形式で作成していて、必要なファイルを見つけられなくなってしまうのではと不安に思ったものです。そんなことは Paper では決して起こりません。Paper なら、ビジネスとプライベートのファイルを簡単に整理できます。