初心者のための動画編集ガイド — プロのように編集を行うには

動画編集に Dropbox Replay を使うと、レビューや注釈のためのツールを活用して動画編集プロセスを効率化できます。動画編集ワークフローのスピードアップにぜひお試しください。

目次

• 動画編集とは
• プロのような動画編集に必要なもの
• 動画編集プロセスの作業工程
• 初心者に適した動画編集ソフトウェアを選ぶ
• Dropbox を活用して動画編集プロジェクトを改善する

動画編集とは

動画編集とは、生の映像素材を処理、加工してストーリーを作り出す技術のことです。その工程では、カット、トリミング、各種効果の追加、音声の取り込みなどの作業を行います。

動画編集は、優れた動画の制作に欠かせない技術です。動画編集を駆使すれば、不要な部分を取り除き、視覚的な演出を強化し、文脈を強調できます。

ごく平凡な映像を、思わず引き込まれるようなストーリーとビジュアルに変え、視聴者の共感を呼び起こすカギとなるのが動画編集なのです。

プロのような動画編集に必要なもの

動画を編集してプロ並みの成果物に仕上げるためには、以下のようなものが必要になります。

• 動画編集技術：人を引き付ける動画を作成するためには、カット、トリミング、場面切り替え、カラー グレーディング、音声編集などに関する知識が必要です。
• 動画編集ソフトウェア：動画を編集するためのプログラムです。使いやすいユーザー インターフェースを備えており、内蔵の機能を使って動画編集を行うことができます。
• 動画編集ハードウェア：動画編集を行うためには、映像の処理と編集ソフトウェアの実行をスムーズに行える十分な処理能力を備えたシステムが必要です。
• 動画レビュー ツール：Dropbox Replay に代表されるように、成果物を関係者と手早く共有してフィードバックの収集やレビューを行うためのツールです。チームでの効果的な動画編集や複数の関係者が関わるプロジェクトには欠かせません。

以上がすべて揃ったら、プロのような動画編集を行う準備が整ったことになります。

動画編集プロセスの作業工程

プロの動画編集者の主な作業工程と使用テクニックを以下にまとめます。

プロジェクト ファイルをまとめる

ファイル システムをうまく使うと、編集にかかる時間を節約してストレスを軽減できます。ファイル整理のコツは以下のとおりです。

• プロジェクトごとにメイン フォルダを作成する
• 動画、音声、画像などのアセット用のサブフォルダを作成する
• 一貫性のあるファイル名を使用する

映像をカット/再カットする

動画編集ソフトウェアの中心となるのは編集タイムラインです。このタイムラインでクリップの整理、クリップの順序指定、音声や各種効果の追加を行います。基本的なテクニックとしては、クリップのトリミング（短縮）、カット（削除）、並べ替えなどがあります。

ナレーション、会話、音楽を追加する

音声ファイルの取り込みは、動画編集の肝になる作業です。ナレーション、会話、BGM など、どんな音声を取り込むにしても、質の高い動画にするためには、音声を動画再生と同期させることが必要です（音量調整だけで済む場合もあります）。

各種効果で視覚的な演出を強化する

各種効果、場面切り替え、色補正は、動画の質を高めるのに役立ちます。視覚的な演出を強化するこれらの技術をいろいろ試すと、自身のスタイルにとって何が一番効果的であるかを把握できます。Dropbox は、Adobe After Effects をはじめとするさまざまな視覚効果ツールとの連携に対応しています。

タイトルやテキストを追加する

タイトルやテキストで動画に文脈情報や独創性を付け加えると、視聴者の関心を高め、メッセージを伝わりやすくすることができます。タイトルやテキストを追加する際は、プロジェクトのイメージに適したフォントを使う、色合いを動画のパレットに合わせる、タイトルの一貫性と正確性を保つ、といった点に注意しましょう。

最終版の動画をエクスポートする

満足のいく編集ができたら、次は動画をエクスポートします。設定項目はプラットフォームによって違いますが、一般的には、動画の形式とコーデック、音声の形式と品質、エクスポート先などの設定オプションが用意されています。

見直しをして新しいスキルを実践する

物事は「習うより慣れろ」です。初心者の方が上達するためのヒントをご紹介しましょう。

• 成果物を批判的に見直して、改善の余地がないか確認する
• 短時間の動画で新しいスキルを試す
• Replay を使用して、編集した動画を共同作業相手に共有し、レビューとフィードバックをお願いする

将来の取り組みに向けて高度なテクニックを習得する

動画編集のスキルが高まってきたら、色調やコントラストを調整するカラー グレーディングなどの高度なテクニックに挑戦してみましょう。この他、音声のミキシングや、映像の揺れを修正して動画品質を高める手ぶれ補正などのテクニックもおすすめです。

適切な動画編集ソフトウェアを選ぶ

ここでは、初心者に適した動画編集ソフトウェアを選ぶための考慮事項を示します。

初心者向けの機能

クリップのカットやトリミング、分割、結合など、基本的で体系的な編集機能を備えるソフトウェアを選ぶようにしましょう。一般的な形式でエクスポートするオプションがあらかじめ用意されているソフトウェアや、初心者向けの編集テンプレートを利用できるソフトウェアも便利です。

Apple の iMovie や Windows 用の Clipchamp なら初心者でも使いやすく、しかも無料です。

高度な動画編集機能

動画編集が上達してきたら、ビジュアルを調整するカラー グレーディング、スローモーションやタイムラプス効果を作り出す速度調整、映像の揺れを修正する手ぶれ補正などの機能や、緊密に連携できる他のツールに興味が出てくるかもしれません。

こうした機能の詳細については、高度な動画編集のヒントをご覧ください。

その他の考慮事項

初心者の方は、予算に合わせて無料トライアルや無料プランのあるツールを試してみるといいでしょう。またカスタマー サポートの対応が早いソフトウェアを選ぶことも大切です。詳しいチュートリアルや資料が用意されているツールなら、効率よく使い方を学ぶことができるでしょう。

何かに困った場合は、YouTube 動画やソーシャル メディアで答えが見つかることも珍しくありません。

自分が使う編集ソフトウェアの機能をよく知る

一般的な機能なら、どの編集ソフトウェアにも用意されています。自分が使っているツールでのメディアのインポート方法、プロジェクトを作成してメディアを整理または編集する方法、解像度やフレーム レートなどプロジェクトのプロパティを設定する方法を理解しましょう。とにかく、試行錯誤が大切です。

自分に合ったソフトウェアは、動画編集者としてのポテンシャルを最大限に発揮する支えになってくれます。

Dropbox を活用して動画編集プロジェクトを改善する

動画編集に習熟するカギは実践と試行錯誤にあります。しかし Dropbox は、動画編集プロセス全体を通じて利用できる機能を備えており、動画の保存や共有、編集などを効率的にしてくれます。

クリップをレビューして共同作業を行い、プロジェクトを前に進めることのできる Replay を使うと、もっとスムーズに、もっと楽しみながら動画編集を行うことができます。

世界トップクラスのストレージを備え、数多くのプロ向けツールとのアプリ インテグレーションに対応する Dropbox は、動画編集に最適なパートナーです。