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事前録画で生徒向けの動画授業を作成する方法

Dropbox Capture などの画面録画ツールを使って、生徒を惹き付ける、魅力あふれる学習コンテンツを簡単に作成する方法をご覧ください。

Dropbox Capture を試す
生徒用の動画レッスンをデスクトップ パソコンで録画する教師

学校の先生方の仕事は大変です。しかもその仕事は現在ますます大変になっています。1 クラスの生徒数は増え、予算は減り、外的要因によるクラス運営への影響が高まるなか、さまざまなことを把握しておく必要もあります。

私たちの働き方が世界的な要因によってリモートワークやハイブリッドワークへと変化したのと同じように、学校における生徒たちの学び方も変化しています。こうしたなか、授業や模範解答を動画で事前録画できれば、先生方は決められた対面授業の時間以外にも生徒をサポートできます。

このガイドでは、事前録画した動画授業を活用することで、教師がたとえ実際にその場所にいられないときでも、生徒に寄り添うことができる新しい方法をご紹介します。

また、教師や教育機関にとって Dropbox Capture やその他の Dropbox の機能が、事前録画授業を簡単に作成、保存、共有できる理想的なソリューションであることもご紹介します。

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動画を学習ツールとして使用する理由

5 人のうち 4 人までが、新しいことを学ぶのにデジタル動画が役立つと考えていることをご存じでしたか?また、米国のアンケートでは、企業向けトレーナーの 74 % が、トレーニングの一環として動画を使用していると回答しています。

事前録画授業について掘り下げる前に、これほど多くの人が、動画を効果的な学習ツールと考えている理由について確認してみましょう。

魅力的な動画で授業に活気を与える

動画は情報を提示する新しい方法です。最適な例題を表示してナレーションを組み合わせることで、重要な概念を効果的に伝えることができます。

生徒の理解を助け、教材を簡単に提供する

補助教材は学習に欠かせない要素です。生徒が個々にアクセスできる動画で教材を提供すれば、学習をサポートできます。

授業を「巻き戻す」

生徒が何かを聞き逃しても、授業の邪魔をするかもしれないと感じることなく、自分でもう一度聞くことができます。動画資料は、他の生徒たちと学習方法や情報理解の方法が異なる生徒にとって理想的な教材です。たとえば、キャプションやその他の視覚的ヒントがあることで理解が進む生徒もいるでしょう。

事前録画された動画授業を自宅での自習に役立てる生徒

事前録画された動画授業とは

事前録画された動画授業は、非同期学習の 1 つの形です。生徒が授業の時間にその場にいなくても、必要に応じてコンテンツにアクセスできます。

動画授業は主に画面録画、学習教材の共有、画面上の情報を解説するナレーションで構成されます。事前録画授業や教育用動画では、ナレーションの質を高めるため、録画にウェブカメラを使用することもあります。

事前録画した動画を指導に使用する方法

事前録画した動画がすぐに役立つ、さまざまな応用方法があります。たとえば以下のようなケースです。

  • 課題に対する簡単な模範回答の提示:時間のかかる採点作業をスピードアップできます
  • 簡単なまとめ:理解が追いついていない生徒に共有する 5 分の解説動画を作成します
  • 完全な非同期学習向け:授業に出席できなかった生徒向けに全部の授業を提供します

動画の事前録画に必要なテクノロジー

生徒向けの動画授業を事前録画するにはハードウェアとソフトウェアの両方が必要ですが、何が必要かは内容によって異なります。

動画の事前録画に必要なハードウェア

動画の録画には、生徒の大好きな動画配信者に匹敵するような配信設備が必要なのではと心配している方もいらっしゃるかもしれません。しかしそんな心配は無用です。

実際には、Zoom などのプラットフォームでビデオ通話をするときのハードウェアがあれば、動画授業を事前録画するのに必要なテクノロジーは揃っていると言えます。

以下は必要なハードウェアのリストです。

  • ノート パソコン:動画のキャプチャ、最終版を作成するための編集作業にはパソコンが必要です。
  • マイク:ナレーションを録音します。ノート パソコン内蔵のマイクでも、個別の USB マイクでも構いません。
  • カメラ:動画で自分自身を撮影するには、ノート パソコン内蔵の一体型ウェブカメラまたは個別の USB カメラのいずれかを使用します。

動画の事前録画に必要なソフトウェア

必要な機材を揃えるのは重要な第一歩ですが、授業、フィードバック、教育用動画の事前録画を始めるには適切なソフトウェアも必要です。

以下は必要なソフトウェアのリストです。

  • 画面録画用のソフトウェア:画面を録画するのに使用します。Dropbox Capture なら、画面録画(GIF)の作成と動画の記録を同時かつ簡単にできるため、この問題を解決できます。
  • 動画編集ソフトウェア(任意):動画編集ソフトウェアを使えば、ひと手間かけて動画を最終調整したり、画面録画とナレーションを一緒に編集したりできます。Dropbox Capture なら、画面とナレーションを同時に記録できます。
  • ファイルのストレージと共有用のソフトウェア:動画を安全に保存、共有する方法が必要です。Dropbox Capture に組み込まれたファイル共有機能を使えば、誰が授業の事前録画にアクセスできるかを完全にコントロールできます。
Dropbox Capture を使って画面、マイク、ウェブカメラを同時に記録する手順のデモンストレーション

授業の事前録画の際によくある間違い

事前録画した動画は生徒を惹き付けるすばらしい方法である一方、適切に行わなければ、時間を浪費することになりかねません。

以下は、動画授業の録画を計画する際に避けるべきことの例です。

  • 過剰な準備と完ぺき主義:この落とし穴にはまって時間を浪費しないでください。作成する動画が必要な役割を果たし、生徒に明確なメッセージを伝えられている限り、常に完ぺきである必要はありません。
  • 視聴者のことを考えない:動画は自分のクラスに合わせて調整し、生徒の心に確実に訴える方法で関心を惹き付けます。
  • 機材が十分でないと思い込む:Zoom でビデオ通話ができているなら、生徒の役に立つ動画の事前録画に必要な機材はすべて揃っています。

7 つのステップで生徒向けの動画授業を録画する方法

理論を理解できたところで、実際に練習してみましょう。事前録画授業の作成に初挑戦です。

このセクションでは、授業計画から録画、編集、生徒への共有まで、知っておくべきことすべてをご紹介します。

1)授業のテーマと対象の視聴者を決める

何はさておき、最初にしなくてはならないのは授業計画を考えることです。

事前録画授業で何を取り上げるかというアイデアは、おそらくすでに持っていることでしょう。しかし、以下のようなことを改めて紙に書くと役に立ちます。

  • 授業の目的:この動画を見終わるまでに、生徒に何を理解してもらいたいか。
  • 授業のアプローチ:その概念を生徒が理解できるようにするために、大まかに何を取り上げるか。
  • 教材:重要な概念を説明するために、どのような例題や資料を共有できるか。
  • 授業の形式:動画に必要な長さはどのくらいで、どのような形式をとればよいか。たとえば、1 コマの完全な授業とするか、テーマを細かく分けてそれぞれについての簡潔な動画にするかなど。

2)ストーリーボードかスクリプトを作成する

目的と視聴者について綿密に計画ができたら、動画の詳細な構成の検討を始めましょう。

どんなにすばらしいアイデアがあっても、それを現実の動画として完成させることは、気が遠くなる作業に思えるものです。ここでストーリーボードが役に立ちます

ストーリーボードはストーリーの要点を視覚的に表したもので、通常は動画や映画の制作時に、動画コンテンツの主要なストーリーと視覚的要素を詳細に計画するために使用します。

事前録画授業の全体のストーリーボードを作成するのは少し大変ですが、プロセスの背後にある原則はセッションの流れを作るのに役立ちます。作成する動画の重要なポイントと、それぞれの画面で何を見せるかを簡単に書き留めるだけでも構いません。

3)教材を集める

録画ボタンを押す前に、授業中に共有するすべての教材が揃っているかを確認する必要があります。

これはスライドのプレゼンテーション、オンライン形式の PDF による例題テキスト、またはご利用中のデバイスにあるホワイトボード アプリでも構いません。

Dropbox のクラウド ストレージを使えば、共有する予定のすべてのドキュメントを 1 か所に整理して、すぐに使えるように用意しておけます。

4)動画、画面、ナレーションを記録する

ストーリーボードと教材が準備できたら、いよいよ授業の作成です。

Dropbox Capture を使うと、画面、ウェブカメラの映像、マイクの音声を同時に記録できます。これによって録画が一度で済み、授業動画の作成をすばやく、かつ簡単にできます。

失敗しても心配には及びません。Dropbox Capture では間違えたところや不要なシーンは録画の終了後にカットできます。それどころか、文章の切れ目に「えーと」「あのー」などのつなぎ言葉が多いことに気付いた場合には、聞き苦しい部分を自動的にカットすることもできます。

このツールはそれで終わりではありません。Dropbox Capture は録画中に画面に図を描いたり、注釈を付けたりでき、ホワイトボード アプリを別に用意する必要がありません。また、自動的に字幕を生成することもでき、生徒がより利用しやすい動画を提供できます。

こうした機能はすべて、動画編集があまり得意でない人や、動画編集ソフトウェアを持っていない人にとっては特に有用です。

Dropbox Capture を使った授業の録画は、音声やウェブカメラの映像の記録を含め、以下の簡単な手順で作成できます。

  1. Dropbox Capture を開く
  2. 画面の録画 + カメラ]をクリックする
  3. 画面のどの部分をキャプチャするかを選択する
  4. 録画アイコンをクリックして録画を開始し、もう一度クリックして録画を停止する
  5. 録画中にサイドパネルで一時停止アイコンをクリックして録画を一時停止または再開する
  6. 録画中にサイドパネルの描画アイコンをクリックして録画に図を描く

以上はできることのほんの一例に過ぎません。Dropbox Capture で画面を録画する方法について、Dropbox ヘルプセンターで詳細な手順をご覧ください。

5)動画を編集する

1 カットで非の打ちどころのない映像を撮影することはプロでも難しいものです。

しかし、動画編集ソフトウェアを使って調整し、最後の仕上げを行うことですばらしい動画を作成できます。

一般に、編集作業では以下のことを行います。

  • 動画と音声を別に記録した場合、画面録画とナレーションを編集して 1 つにする:もちろん、Dropbox Capture を使えばこの作業を録画時にでき、この段階で編集ソフトを使用する必要はありません。
  • テキストのオーバーレイを追加して動画セクションごとの要点を強調する
  • 美的なセンスや視覚的な要素を追加する

6)生徒と共有する

満足のいく動画が仕上がったら、完成した録画授業に生徒がアクセスできるようにする必要があります。

Dropbox Capture を使うと、リンクをコピーするだけで、誰とでも簡単に録画ファイルを共有できます。

さまざまな教材、特に動画の共有は、これまでのファイル共有では手間がかかりました。添付ファイルにはサイズ制限があり、ファイルアップロードにもかなりの時間がかかりました。しかし、Dropbox のリンク共有を使えば、容量の大きい動画や PDF、その他のドキュメントを別々に送らなくても、自分のクラウド ストレージ内にあるファイルへの安全なリンクを送るだけで済みます。

わずか数クリックで、リンクをコピーして生徒たちへのメールに貼り付けられます。事前録画した動画のライブラリを共有したい場合も、ファイルの代わりにフォルダへのリンクを共有するだけの簡単さです。

7)誰がアクセスしたか、アクセスできるかをコントロールする

もちろん、オンラインでファイルを共有するときはセキュリティへの配慮が必要です。

複数のクラスの生徒を管理したり、生徒への個人的なフィードバックを作成したりする場合、ファイルへのアクセス権限をよりきめ細かく管理したいと考えるでしょう。Dropbox は充実した共有権限、共有リンクの有効期限、パスワード保護などによって、そうしたケースにも簡単に対応できます。

さらに、Dropbox では誰がいつ共有ファイルを開いたかを確認できるため、生徒たちの進捗を追跡するのも簡単です。

Dropbox Capture で生徒の関心を掴む

Dropbox なら授業計画を一段と充実させ、生徒たちの意欲をさらに高めることができます。

また、Dropbox Capture ならスクリーンショットや GIF、画面を直接録画したシンプルな動画を使って、かつてないほど簡単にメッセージを伝えることができます。指導時間をやりくりしなくても、伝えたいことがはっきり伝わります。