ビジネス プロセスやソフトウェアのチュートリアルを、ドキュメントやメールで正確に伝えるのに苦労したことはありませんか?実は、そんな方がたくさんいらっしゃいます。指示を手作業で入力していては多くの時間や労力がかかり、もっと生産性の高いタスクに費やすべき時間や労力を奪われることになります。
そこで役立つのが、画面録画の機能です。情報を収集したり、同僚に何かを説明したりする場合に、アプリを切り替えることなく、画面やウィンドウをキャプチャして、簡単にハウツー動画を録画できます。
画面録画(スクリーン キャプチャ)とは、パソコンやスマートフォン、タブレットの画面に映っている内容を録画した動画のことです。画面録画を使うと、チュートリアルを共有する、プロジェクトについて説明する、重要なメッセージを伝えるといった作業が簡単になり、細かな点を文章に書き出す必要がなくなります。
このガイドでは、さまざまなデバイスでパソコンの画面を録画する方法を、パソコンに付属の基本ツールを使う場合と Dropbox Capture などの専用アプリを使う場合について説明します。
画面録画が効果を発揮する場面
画面に映っている内容を録画すると、多くの情報を短い時間で伝えることができます。
たとえば、データ セットからグラフを作成する方法を同僚に教える必要があるとしましょう。このとき、長文のメールや注釈を付けた大量のスクリーンショットで個々の手順を説明することもできますが、いずれの場合も、データ セット、グラフ作成ツール、それにコミュニケーション プラットフォームを何度も切り替えながら作業することになります。これでは、面倒なうえに時間がかかります。
しかし、画面録画を使えば、手順全体をわずか数クリックで示すことができるため、貴重な時間を節約できます。また、リモート ワーク時の柔軟性や効率性が向上します。リアルタイムで実演したりウェブ会議を開いたりする必要がなくなるので、同僚は自分の都合のいい時間に動画を視聴したり、必要なときにいつでも動画を見直したりできるようになります。
画面録画を簡単に作成できる専用ツールのご紹介
Dropbox Capture を使うと、画面の録画やスクリーンショットの撮影、GIF の作成を手早く行い、リンクを使って簡単に共有できます。
マイクやウェブカメラを使ってナレーションを追加したり、録画時にリアルタイムで画面に注釈を書き込んで重要な場所を示したりすることも可能です。
録画が終わった後の編集も数回クリックするだけで完了します。不要なセクションをトリミングする、ナレーションを文字起こしする、「えー」や「あー」といった意味のない言葉を音声から自動で削除する、録画を GIF に変換するなどの処理を、Dropbox で行うことができます。
さまざまなデバイスで画面を録画するには
もちろん、Dropbox がおすすめするのは、使いやすくて柔軟性の高い Dropbox Capture です。このツールはさまざまなデバイスと互換性があり、Dropbox アカウントにアクセスできる場所であれば、どこからでも録画を視聴できます。
ただし、最新のノート パソコンやパソコンには画面録画ツールが付属しているのが一般的です。そこで、画面を録画できるその他のオプションをいくつかご紹介しましょう。
Mac で画面を録画するには
Mac で画面を録画するには、付属のツール(macOS Mojave 以降)や QuickTime を使用できます。ただし、Dropbox Capture を使用すれば、すべての作業を 1 か所で完了できます。
Windows パソコンで画面を録画するには
Windows 11 には、スクリーン レコーダー ツールが付属しています。ただし、Windows 10 で画面を音声付きで録画するには、あらかじめインストールされている Xbox Game Bar を使う必要があります。
Windows 10 および 11 での画面録画をもっとシンプルに行いたい場合は、Dropbox Capture をご利用ください。
Chromebook で画面を録画するには
Chromebook には、スクリーン レコーダーが付属しています。ただし、このツールには編集機能がありません。Dropbox Capture なら、Chromebook での画面録画、動画の編集、完成したクリップの共有のすべてを、Dropbox 内で簡単に実行できます。
Dropbox で画面を録画するには
まず、ご使用のデバイスに Dropbox Capture をダウンロードしてから、以下の手順に従ってください。
ステップ 1:動画を録画する
画面を録画するには、デバイスでアプリを開き、メニューの録画オプション リストから、作成する録画のタイプを選択します。
- [Screen + camera recording(画面 + カメラの録画)]をクリックすると、画面、ウェブカメラの映像、マイクの音声を同時に記録できます
- [画面の録画]をクリックすると、画面とマイクの音声のみを記録できます
- [GIF]をクリックすると、画面を録画し、GIF ファイルとして保存できます
- [音声の録音]をクリックして、マイクの音声のみを録音することもできます
画面録画のダイアログが画面上に表示されます。
表示されたダイアログで、録画設定を選択してから[開始]ボタン(赤い円のアイコン)をクリックすると、録画が始まります。キャプチャできるのは、画面全体、画面の特定の範囲、または特定のウィンドウです。
録画を停止するには、停止ボタン(赤い円の中に白い四角があるアイコン)をクリックします。録画を停止すると、ブラウザの新規タブが自動的に開き、動画が表示されます。この画面で、画面録画を再生し、必要に応じて編集を加え、完成したクリップを共有できます。
ステップ 2:動画を編集またはトリミングする
録画した動画がブラウザのタブに表示されたら、ウィンドウの右側にある[動画を編集]をクリックして、編集を始めましょう。
動画の編集中は、主に以下の 3 つのツールを利用できます。
- [動画のトリミング]:スライダーを調整して、[選択を保存]または[選択を削除]をクリックし、開始時または終了時の不要な一時停止部分を削除します。
- [間投詞を削除]:言葉の間に「えー」や「あー」と言ったつなぎ言葉が含まれている場合、自動的に識別して削除できます。
- [GIF に変換]:音声が必要ない場合は、録画した動画をループ再生するアニメーション GIF に変換できます。
ヒント:詳細なチュートリアルのために長時間の動画を録画したものの、一部だけを共有したいという場合は、[動画のトリミング]と[GIF に変換]を使うと、共有に適した短いクリップを作成できます。
動画の編集が終わったら、[変更を保存]をクリックして完成したクリップを保存します。
ステップ 3:画面録画を共有する
動画を録画し、編集が完了したら、以下の 2 つの方法でクリップを共有できます。
- クリップをダウンロードし、そのファイル自体を共有する
- ファイルへのリンクをコピーして、共有する
動画へのリンクを共有すると、視聴した人はフィードバックすることができ、作成者は共有した相手の総視聴回数を確認できます。共有設定はいつでも変更可能で、リンクを知っているすべての人、チーム メンバーだけ、または自分だけにアクセスを許可できます。
画面録画のヒント
質の高い録画を作成するためのヒントを以下にご紹介します。
- 画質や音質に妥協しない — 高機能なウェブカメラやマイクを外付けすると、完成したクリップの全体的な表現力に大きな違いが出ます。
- シンプルにする — 1 つのクリップに複数の要素を盛り込むより、複数のクリップをシリーズで作成して関連付けたほうが理に適っている場合があります。
- 重要な情報に注意を引き付ける — 付属の注釈ツールを使うと、画面録画に書き込みをして重要な詳細情報を目立たせることができます。
- 余計な要素は録画しない — 視聴者に見せる必要のある要素だけを録画しましょう。たとえば、関係のない他のウィンドウが映った画面全体を録画するのではなく、必要なウィンドウだけを録画するようにします。
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