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起業家精神でアートを創造

HOPE Organization の創業者でありアーティストのアンディ・スカル氏は、起業家向けのプレイブックを活用してアート パークとギャラリーを作りました。DocSend を使ったプレゼン資料の送付から、Dropbox を使ったアート作品の取りまとめまで、彼女が運営する非営利組織がデジタルの力を手に入れた方法をご紹介します。

 

 

 

HOPE Outdoor Gallery 第 1 号地の壁面アート

HOPE Organization 創設者 クリエイティブ ディレクター アンディ・スカル氏

14 年前に、高名なアーティストのシェパード・フェアリー氏の助けを得て、HOPE Campaign を設立しました。HOPE は希望という意味であり、Helping Other People Everywhere の頭文字でもあります。HOPE は、プロジェクトやイベントを通してアーティストと社会貢献活動を結びつける非営利団体です。スーダンのダルフールで起きている危機的状況について啓発し、若者を対象としたメンターシップ プログラムの開発や全年齢を対象とした現地アーティストの支援を行っています。

2022 年に取り組む次の一大プロジェクトは、オースティン空港のすぐそばに設置する、HOPE アウトドア ギャラリーとアート パークです。私たちにとっては 2 つ目のギャラリーとなり、キャンバスにはまだ何も描かれていません。初めてのギャラリーは、2010 年に開催した一時的なインスタレーションでしたが、大きな成功を収めました。放棄されていた丘の斜面を一時的なインスタレーションの場にして、壁画家やストリート アーティストがここでパブリック アートを制作しました。今ではアートの教育クラスやコミュニティ集会の拠点としても使われています。私たちはもっと大きな夢を実現させようと考えていて、やるべきことは山積みです。今回のインスタレーションでは、クリエイティブな計画や制作のプロセスを効率化するために、Dropbox と DocSend を活用しました。

上から見た HOPE ギャラリーの完成予想図

作品を重視したワークフロー、進行をスムーズにする Dropbox

2014 年からビジネス向け Dropbox を使っています。以前のことですが、アート ディレクターでありグラフィック デザイナーの私は、ノート パソコンにデジタル カメラ、複数のバックアップ用ドライブを入れた 3 kg ほどの荷物を抱えて各地で仕事をしていました。その当時は、容量を空けるために撮影をしながらその場で写真を削除していたものです。そんなある日、誰かが私に Dropbox のリンクを送信してきました。ひと目見た瞬間に引き込まれました。わかりやすく、ユーザー フレンドリーなインターフェースだったのです。その後すべてを Dropbox に移行し、今ではストレージ不足やファイル管理に心配することがなくなりました。

クラウド ストレージについてアンディ・スカル氏の言葉

「ストレージ管理が気になるようでは、創造性を発展させることなどできません。」

HOPE Gallery 創設者/クリエイティブ ディレクター アンディ・スカル氏

以前のギャラリーを基に新しいギャラリーを作る

新しい HOPE ギャラリーの計画と資金調達の初期段階では、スポンサーのファイルだけでなくプレゼンやイベントの資料も DocSend を使って送信し管理していました。DocSend はスケジュールの管理にうってつけでした。誰が何を閲覧して、どれくらいの時間を費やしたかがわかるのです。どんな情報に興味を持っているかが分析できるというわけです。

リアルタイム分析に加えて、DocSend が電子署名機能を備えている点も気に入っています。あるアクションから次のアクションへと、フローがスムーズにつながっていきます。最初の話し合いからパートナーシップ締結に至るまで同じ熱量を保ったまま進めることができるので、ビジネスの成長に大きく貢献しています。また、ブランディングに対応したモバイル ファーストの画面で、洗練された一体感があるのもポイントです。

本にサインをするために集まった HOPE のアーティストたち。HOPE ブック プロジェクトのデータを保存している Dropbox のフォルダ構造

社会貢献を目指すビジネス

HOPE アウトドア ギャラリーの誕生を祝い、その資金的な支援を獲得するため、私たちは Dropbox の協力を得て紙媒体で 2 冊のを出版しました(2014 年と 2017 年)。制作の際は、Dropbox フォルダへの共有リンクを共同制作者に簡単に共有することができました。共同制作のアーティストには十分な容量があったので、大容量で高解像度の写真や、ギャラリーでの活動に関する個人的なストーリーをアップロードすることができました。作品が集まったら、リモート チームが Dropbox を使って本の内容を編集しました。ファイルにコメントを付けたり、作品を選んだり、フォルダ内を整理したりしても、容量が足りなくなることはありません。情報のやり取りや周知の方法として、とても効果的で効率的だと感じました。

多くの芸術団体はスタートアップ企業や慈善団体のように運営されています。つまり、助成金や資金援助、寄付をしてくれる人たちからの注目を得ようと互いに競い合っているのです。HOPE アウトドア ギャラリーとアート パークを軌道に乗せるためには、自分たちをスモール ビジネスだと思って活動をする必要がありました。

資金集め、アクティベーション、プロモーションのためのドキュメントが表示された DocSend の画面

ビジネスをさらに持続するため、新しいギャラリーでは画材を売る店舗、カフェやバー、移動販売車などを用意し、プライベート イベントも開催していきます。これらの収益は、私たちの非営利プログラムの資金となります。たとえば、次世代のアーティストをインスパイアし支援するための HOPE クリエイティブ キャンパスなどです。

管理することが多く、私自身も移動ばかりで大変ですが、Dropbox と DocSend はモバイルに対応しているうえに安全です。おかげで必要な情報を必要としている人にすぐ届けることができています。あちこち飛び回りながらでも、スポンサーに情報を伝えて、法的に有効な署名を集めることができるというわけです。

リモート コラボレーションについてアンディ・スカル氏の言葉

「この団体もプロジェクトも、コラボレーションがあってこそ実現したのです。USB ドライブを手渡ししていた時代には、もう絶対に戻れません。」

初代 HOPE ギャラリーのカラフルなグラフティ ウォール

Dropbox と DocSend が組織の成長と大勢へのリーチを実現

最初のギャラリーは、リサイクル資材と既存のアート ウォールの移設によって、文字どおり「建設」したものです。外側の壁は創作活動を称え、アート パークやアーティスト仲間がつながりを築けるよう、アーティストが自由に参加できる場にしています。壁の内側では、従来型のギャラリー、アートストア、カフェ、バー、イベントスペースがあり、新しいビジョンを形にしています。こうした持続可能なビジネス モデルを維持しながら、HOPE アウトドア ギャラリーをオープンできるのを楽しみにしています。このモデルが実現した際にも、Dropbox と DocSend がビジネスとコミュニティの成長を助けてくれるでしょう。

ネオン カラーの猫、ドーナツ、そして人物を描いたグラフティ アート ウォール

残しておく価値があるすべてのアートのために

Dropbox がスモール ビジネスに役立つ理由