動画の作成者やレビュー担当者は、複数の異なる形式の動画ファイルを扱う際に、よく困難に直面します。互換性の問題で共同作業ができなかったり、動画ファイルの変換に時間がかかって手間取ったりすることがあるからです。そこで Dropbox では、使いやすい動画変換ツールをはじめ、クラウド ストレージ、編集、生産性向上のためのシンプルなソリューションを提供しています。
なぜ動画ファイルを変換するのですか?
動画ファイルを変換すれば、圧縮してファイル サイズを減らしたり、アップスケールして画質を向上したりするなど、さまざまなメリットが得られます。別の動画ファイル形式に変換することで、ファイルを共有しやすくなる場合もあります。しかし、メリットはそれだけではありません。
互換性が向上する
動画ファイルを変換することで、動画をさまざまなプラットフォーム(Facebook や YouTube など)やデバイスで再生できるようになります。たとえば、WMV、WebM、FLV などのファイルを、MP4 や MOV のような広く普及しているファイル形式に変換できます。
ファイル サイズが小さくなる
動画のファイル形式によっては、他のファイル形式よりサイズが大きくなり、アップロードに時間がかかることがあります。撮影に出かけて、複数の新しい高画質の動画ファイルをクラウドにアップロードする必要がある場合には、きわめて不都合です。動画ファイルをより小さいサイズのファイルに変換すれば、そのファイルを圧縮するだけで、アップロードや保存に必要な時間を短縮できるようになります。
動画ファイルの共有が簡単になる
大容量ファイルをすばやく共有するにはさまざまな方法がありますが、ファイル サイズが小さい方が、他のユーザーとのファイル共有がすばやく簡単になります。適切なソフトウェアを使用すれば、あらゆる仕様に合わせてファイルを変換して送信できます。たとえば、Mac、Windows、iPhone、Android など、さまざまなデバイスに動画ファイルを送信して、レビューしてもらえます。
動画へのアクセスが増える
誰もが最新のデバイスを使って動画を視聴しているわけではありません。動画を複数の解像度や形式に変換しておけば、古いデバイスや遅いインターネット接続を使用している視聴者でも、その動画にアクセスできるようになります。
編集の柔軟性が高まる
編集およびポストプロダクション プロセスの各段階に合わせて、動画をさまざまなファイル形式に簡単に変換できます。Dropbox を使えば、高解像度の動画をトリミング用に変換し、あとで元の形式に戻すといった作業が、クラウド ストレージ内ですべて完結します。
Dropbox Replay を使用している場合は、新しくできた動画ファイルを元の動画と同じ Workspace に再アップロードすることも可能です。
動画プロジェクトのフィードバックを 1 か所に集約しておけば、複数の共同編集者が最新バージョンの動画に対してフレーム単位でフィードバックを追加できるようになります。
動画のアップスケールが可能になる
また、動画コンテンツの解像度を上げる AI アップスケーリングを使うと、動画ファイルの画質を向上させることができます。これにより、時間と労力を費やして制作した動画の画質を最大限に高めることが可能になります。
Dropbox で動画ファイルを変換する方法
- 変換する動画ファイルを選択:Dropbox では、AVI、MP4、MOV、MPEG、MKV など、さまざまな動画形式を変換できます。動画が Dropbox に保存されたら、その動画を右クリックして[名前を付けて保存]をクリックすると、保存する動画形式の選択肢が表示されます。
- 希望する出力形式を選択:Dropbox は、動画なら MOV やMP4、オーディオなら MP3、WAV 、M4A など、さまざまな形式に対応しています。
- 変換プロセスを開始:動画形式をクリックすると、動画ファイルの変換が開始されます。変換にかかる時間は、ファイルのサイズや選択した出力形式によって異なります。
また、モバイル デバイスで Dropbox を使用して、動画ファイルを変換することもできます。Dropbox アプリを開いて、変換する動画ファイルを選択し、[変換]ボタンをタップしてください。
動画ファイルのシンプルな変換を実現する Dropbox の 8 つの機能
Dropbox の用途は、動画ファイルの保存だけではありません。お気に入りの動画編集アプリから自動でファイルをアップロードしたり、動画をレビューしたり、フィードバックを収集したりするなど、あらゆる動画プロジェクトのホームとして利用できます。Dropbox には、動画を簡単に変換できる機能が数多く備わっています。
1. 安全なオールインワン ソリューション
動画ファイルの受信、アップロード、変換をすべて 1 か所で実行し、クラウド ストレージで安全に整理できます。無料の動画変換ツールのように広告などに煩わされることがありません。
2. 複数のアプリの切り替えが不要
Dropbox は Adobe Premiere Pro などのプロ用動画編集ツールと連携するため、あらゆる作業を 1 か所で行えます。
3. 共有や配布が簡単
変換したファイルを、Dropbox アカウントを持っていない相手とも共有できます。
4. さまざまな動画形式に対応
MOV や MP4 など、あらゆる一般的な形式に動画を変換できます。
5. 変換後も動画の画質を維持
Dropbox では、最新のテクノロジーを利用して、変換後も動画の画質を最適な状態に保ちます。
6. 解像度などの設定がシンプル
変換する動画の解像度やビットレートなどの設定を簡単に調整できます。
7. 動画編集機能
Dropbox に保存されているすべての動画ファイルに対して、こうした作業を簡単に実行できます。再レビューの準備が完了したら、そのファイルをDropbox Replay Workspace にドロップすることも可能です。複数のレビュー担当者が、フレーム単位のコメント機能を使用して、編集の必要なタイムラインや場所を正確に伝えられるようになり、すべてのフィードバックが 1 か所に集約されます。
8. 安定性と信頼性
Dropbox は信頼性と安全性に優れたプラットフォームであり、どのような動画変換が必要な場合でも、一貫性を保つことができます。