廃棄物を出さないアイウェア産業の未来を目指して

King Children の CEO であるサヒア・ザベリ氏とアイウェア イノベーター チームは、3D プリントや AR(拡張現実)技術を応用して、サステナブルなフレームを作っています。Wired Brand Lab と共同で制作された動画シリーズ「The Drop In」の中で、ザベリ氏は Dropbox とのコラボレーションによって同社のミッションが実現した経緯を説明しています。

Aug 30, 2021
メガネの試作品を手にする女性
アイウェア デザイナー King Children との The Drop In

執筆者:サリー・チャン

サヒア・ザベリ氏は、自分の顔立ちや個性に合うメガネを見つけるのに長年苦労していました。それが自分だけの悩みではないことに気づいたのは、ブラウン大学の 3 年生だった頃です。学生寮の隣人であり、後に共同設立者となるデイブ・リー氏をはじめ、多くの友人たちが同じ問題を抱えていました。

ザベリ氏はやがて、それよりも大きな問題に気づきました。アイウェア産業は非常に多くの廃棄物を出していたのです。リー氏の協力を得て調査したところ、1 年間に生産されるアイウェアの半分以上がゴミとして捨てられていることがわかりました。翌年の夏、2 人は 3D プリント技術の研究に取り組み、スタイリッシュかつ手頃な価格で、拡張性が高いうえにサステナブルでもあるカスタム アイウェアという未開拓市場が存在するという結論に達しました。2 人はこのチャンスに飛びつき、そうして誕生したのが King Children です。

「King Children はファッション業界全体の未来を見据えた新しいビジネスのあり方を体現しています」とザベリ氏は述べています。「つまり資源の浪費をなくすと同時に、顧客の多様なニーズに応えられるようなビジネスのあり方です。」

ザベリ氏が開発したのはレーザーを使った新しい技術で、ある生産サイクルで使われなかった材料を次の生産サイクルに投入することで無駄をなくすことができます。また、King Children では 3D プリンターを利用することで顧客の注文を受けてからメガネを作ることができるため、使われなかった在庫を捨てる必要がありません。

「私たちはこのお客様一人ひとりに合わせて商品を作るというシステムを、廃棄物ゼロの在庫システムにおける究極のシステムと考えています。」(ザベリ氏) 

 

King Children のデザイナーと研究者から成るクリエイティブ チームでは、アイウェアを 3D プリンターで出力する前に、データの詰まった 3D デザイン ファイルの共同作業に Dropbox を使っています。「バージョン管理は非常に重要です」とザベリ氏は言います。「各段階で変更を加えていきますが、中には本当に気に入ったアイデアがあって、やはり前のバージョンに戻したいと思うこともあります。」整理された最新のファイルに簡単にアクセスできるため、デザイン チームはアイデアの軌道修正をすばやく実行できます。デザインが完成すると、チームは Dropbox を利用してインドの生産チームに大容量ファイルを送信します。「Dropbox のように大容量ファイルの転送が簡単にできるシステムがあると本当に助かります」とザベリ氏は言います。

King Children のビジネス拡大に伴って、ソーシャル インパクトのミッションも成長しています。ザベリ氏は地域社会に貢献するチームやブランドとの提携に力を入れており(最近では乳がん啓発を支援する限定アイウェアを開発)、ファッション業界における包括性と自己表現に向けて新たな道を切り拓くことを計画しています。

場所に縛られない働き方を Dropbox で

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