ソリューション
ビジネス文書から映像・CG などのコンテンツまで業務のニーズを満たした機能・性能を評価
検討の末、採用したのが Dropbox(ドロップボックス)です。
先のヒアリング調査の結果、もっとも多くの社員が使用経験を持っていたことが大きな決め手になりました。
「使いやすさを高く評価する社員が多かったほか、インターフェースに慣れていれば普及させるのも容易だと考えました」と同社の宮原 真氏は語ります。
セキュリティ機能も評価しました。具体的には、ログイン時の二段階認証や、高度なログ管理機能を擁していることに加え、管理者が社内の利用状況を一元的に把握したりできる点が安心だと判断しました。
「実態を常に可視化できるため、サービス利用に関するガバナンスも利かせられます。これなら、コンシューマ向けツールの利用抑止が図れるほか、クラウド上に置いたファイルに対し、いつでも・どこにいてもセキュアにアクセスできる情報共有環境が実現できると考えました」(安田 元 氏)
さらに、決定的なポイントになったのが、大容量データの取り回しの容易さでした。テレビ局では、映像や CG といった大容量コンテンツを扱う業務が多く存在します。従来は、これらのデータもファイルサーバーに格納していましたが、やはり社外との共有に不便さを感じていたそうです。「ロケ先で、監督から『過去のあの映像を今確認したい』といった要望が出ても、従来は対応する方法がほぼありませんでした。その点、Dropbox では、映像/CG の制作アプリケーションで扱う『Avid DNxHD』『Apple ProRes』のようなニッチなフォーマットのファイルも、その大部分がプレビューできます。ダウンロードせず確認できるため、通信環境の良くない現場でも利用できるのです。いくつかのサービスを比較・検討しましたが、映像コンテンツを扱うなら Dropbox 一択だと感じました」と同社の山本 貴歳氏は言います。