抱えていた課題
資料を取りに行くために場所を行ったり来たり
東邦レオ株式会社は、建材事業と緑化事業を中心とする建材・緑化資材メーカーです。企業理念は、社名の「LEO (リビング エンバイロメント オーガナイザー)」が示すように「生活環境の向上に貢献する」こと。会社全体の売上の 50% を占める緑化事業部は、緑化資材メーカーとして NO.1 企 業でもあります。
Dropbox が導入されているのは、駅ビルなどの屋上や壁面、屋内緑化の提案、設置やメンテナンスを行うグリーンタウン事業。お客様のニーズを汲み取ったコンサルティングや商品企画、販売までを一貫して提案できるワンストップ型が大きな強みです。クライアントは JR やゼネコン、造園業者、マンション管理組合やビル管理会社と多種多様。オフィスの所在地もさまざまで、社員はかなりの距離を毎日移動していました。
「Dropbox の導入前は、埼玉にいる時でも横浜の顧客から急にプレゼンの追加資料がほしいと言われれば大塚の事務所にある社内サーバーに取りに行ったり、休日の作業にも資料を探しに事務所に行ったりと移動にかなりの手間と時間がかかっていました」
と語るのはグリーンタウン事業 マネージャーの吉田啓助氏です。
また、造園というビジネスの特性上、プレゼン資料やメンテナンス用の報告書などには常に鮮明で豊富な画像が欠かせません。10 MB 以上のデータを送ることは当たり前。4 TB はあるという社内のファイルサーバーには、写真が約 65 万枚、動画が 5000 本ほど保管されていて、毎年増えるこのデータの管理や整理もIT担当者には悩みの種でした。ついにはサーバーの故障でデータが破損したことで、社員がすでに利用していた Dropbox のビジネス版の導入が決まりました。
「クラウドとファイルサーバ、NAS で保存すれば何が起こってもデータを 消失する可能性は低い、今後はもっと安全性や安心感も上がると周囲には説明しました」
と当時を振り返るのは管理本部主任の三田豊氏です。