結果
Dropbox Paper に必要な情報を集約し社内外とのコミュニケーションに生かす
当初、100 ユーザーで利用をスタートした Dropbox は、現在は別拠点の社員を含む 500 ユーザーが活用しています。レスポンス改善によってローカル PC での編集作業が “撲滅” され、ファイルの検索性は大幅に向上。また、365 日以内の変更履歴が残るため、万一誤操作で削除してしまっても容易に復旧できるようになりました。
加えて、ディスク容量の管理、物理的な機器の更改などが手離れできたことで、管理者の負担も大きく削減されています。
「以前は、月末になるたび『不要ファイルは削除を』と部門内に呼びかけていました。こうした手間も不要になり、運用負荷は従来の半分程度になっています」と安藤氏は言います。
一層の業務効率化に寄与した機能もあります。それが Dropbox Paper (ドロップボックスペーパー)です。例えば、資料をこれで作成すれば、関係者全員にオンラインでレビューやコメント入力をしてもらうことができます。わざわざミーティングを開かなくても、空き時間に随時、確認してもらうことができるのです。
「お客様と共有すれば、お客様とも同様のフローでやりとりができます。 今はコロナ禍でなかなかお会いできませんが、Dropbox Paper で提案書を作成することで、提案活動を支障なく進めることができています」 と営業担当の張 寧通氏は満足感を示します。
さらに、Dropbox Paper の一覧性についても同社は高く評価しています。例えば、ある案件について「顧客情報」「依頼内容や要件」「打ち合わせの議事録」「提案書」などをまとめて Dropbox Paper に貼り付ければ、その案件に関する情報を 1 カ所に集約できます。あとから案件に加わったメンバーも、過去の経緯を含めて確認できるため、情報共有の効率が各段に上がっているそうです。今後は、他部門での利用拡大も含め、引き続き Dropbox を活用していく予定です。
「今後、さまざまな外部サービスとの連携にも期待してい ます。現在はチャットツールとの連携によるファイルの保管・共有を活用していますが、より便利な使い方も模索、検証し、社内活用で溜めた知見や実績を、お客様へ提供していきたい」と濱田氏は語りました。